アルマティの中心市街から北西方向に行ったところにあるとある古い劇場。子供連れもよくやってくるはずのトイレをご紹介。今回は禁断の女子トイレ画像も。(もちろん盗撮でも侵入でもなく、同行した女性に撮って来てもらった次第。)
まずは全体の雰囲気を。上は男子トイレ。写真はかなり明るく撮れているが、実際はかつての日
本の「かわや」でイメージされるような暗さ。裸電球がひとつだけうら寂しくともっているあの寂しさ、
そんな感じ。
今にもおばけがでそうな雰囲気だった。幼児を連れては入りたくないなあ。
仕切りもドアも何もなく、二つの便器が並んでおり、便器のあるところは一段高くなっている。
「和式」の場合、このように一段高く作られているケースをよく目にする。(先日の記事「トイレ事情(3)」で紹介したカズグーのトイレも一段高くなっていた。)ご丁寧に2段ほど高い例もある。
仮にあなたがなんの心の用意もなくトイレにやってきたとしよう。「ウン」悪く、すでに用を足して
いる最中の御仁がいるとする。すると、この段差分、「先客」の奮闘する姿が視線の高さに近くな
っているので、いっそうばつの悪い思いをするはずだ。
それはともかく、写真右下部に四角い穴が開いていて、これも不気味だ。ぼんやりしていると、
落っこちてしまいそうだった。下水が流れているような印象だったが・・・
さて、いよいよ禁断の女子トイレ。便器の細部についても紹介しよう。
間仕切りはあるものの、見事にドアがない。実にあっぱれ。便器の高さは男子トイ
レと同じようだが、女子トイレでは2段となっている。
ゴミ箱は用済みの紙を捨てるためのもの。男子トイレでは奥の壁際におかれていた
が、こちらは手前に。男子トイレ同様、トイレットペーパーは備え付けられていない。
次に便器の詳細を。
ロシアアバンギャルドの極致か?冗談はともかくユニークなフォルム。初めて目にした。
男子トイレの便器も同じ型式。
バスタブ状に堀くぼめた便器の中に、足置き場が浮き彫りされるように、島状に盛り上がっている。
その足置き場には、ご丁寧に滑り止めのためかぼつぼつと凹凸が。
その足置き場の高さもまた絶妙・・・大量の「小」を排泄すると沈没するのではないかという危惧を抱かせるに十分な「不十分な」高さ。
わからないのは、「大」をこの便器でした場合、どうなるのかということ。および用を足すときの体の
向き。
普通に考えると壁に面してしゃがむのだと思うのだが。だが、そうすると「大」をしたとき、排泄された
「大」は便器の底に横たわるが、下手をすると靴についてしま「うん」じゃないか。それを避けられたとして、どうやって便器に設けられた穴まで「大」は移動するのだろうか?壁におしりを向けてしゃがんで、便器の穴に直接「ホールインワン」するのだろうか?一応水洗なのだが、水は便器の壁側の上部からしか流れない構造だったと思うが、その水流だけで「大」を流しきれるのだろうかという心配も。
仮にそれだけの水流があるとすると、足置き場は浸水してしまうのではないか・・・とっさに足をどけて
被害をまぬかれたとしても、その足場は「大」を流した水で汚れているということか・・・・とすると、この
足置き場に足を乗せるのは汚くないか・・・
うーむ、案ずるより・・・今度チャレンジしてみようかな・・・